循環式サステナブルブラスト工法
循環式サステナブルブラスト工法は、従来のブラスト工法と比べて廃棄物の大幅な削減が可能な工法です。硬質なステンレスカットワイヤーを研削材として使用することで、研削材と剥離した塗膜片を効率的に回収・選別でき、再利用が可能となります。これにより、廃棄物の削減だけでなく、輸送コストの低減や工期の短縮も実現します。さらに、粉塵の発生を抑えることで作業環境の向上にも寄与します。この工法は、持続可能な社会の実現に貢献する、環境に配慮した革新的な技術です。
特徴
ブラスト用ステンレス製研削材
(ステンレスカットワイヤー)を採用
- 水に濡れても乾燥させれば錆びずに再利用できる。
- 硬度が高いため投射時の粉砕を抑えられ、作業の効率化や廃棄物の削減が可能になる。

従来の選別機の他に
「バケットエレベーター選別機」を追加配置
- 一度で高度な選別が可能であり、粉塵の発生を抑える。
- 粉砕された鉛やPCB(ポリ塩化ビフェニル)などの人体に有害な物質を含む塗膜を高度に選別することが可能になり、従来よりクリーンな研削材として再利用できる。

循環式サステナブルブラスト工法 システム図


1. 2連式ブラストランク
上部のホッパータンクから再生済研削材を投入し出力します。最高使用圧力1.0MPaの高圧仕様タンクとなっているため、生産性の向上、ブラストホースの長距離化、研削材の使用量削減を可能にします。多様な研削材に対応するほか、投射量の微調整によって、研削材消費量を抑えることができるため、経済性に優れます。

2. バキューム回収機
集塵機は低振動設計となっておりモーターでルーツブロワを回転させ、強力な真空圧を発生させます。遠い距離や比重の重い大量の粒子を効率よく回収する場合に適した機械です。給排水設備不要の乾式ルーツブロワとなっており、集塵機のバグフィルターに吸着した粉じんは、自動パルスジェットエアにて払い落とされます。

3. 連続回収タンクスクリューコンベア
バキューム回収機で回収された研削材は、この回収タンクの上部にある選別装置で選別されます。選別された研削材は一定量の間隔に調整されながら、装置下部にあるスクリューコンベアで運ばれ、次の選別装置に運ばれます。

4. バケットエレベーター選別機
コンベアで運ばれた研削材は、バケットエレベーター投入前に下部ホッパーに設置された選別機で選別され、投入後は集塵機により更に粉じんやダストを除去します。この機械を通して、最終的に再生済研削材となり再度ブラスト機械に投入されます。