スーパーホゼン式工法
スーパーホゼン法工法は、RC構造の床版を橋梁の下面からRC構造で補強する技術です。橋梁の下面から補強を行うことで、一般交通を止めることなく施工が可能となり、効果的な補強手段として利用されています。しかし一方で、走行車両による振動や衝撃が施工中から継続的に床版に影響を与えるため、歪みが繰り返し発生するという課題があります。
こうした連続的な振動環境下で、既設床版と補強材を一体化させて強度を高めるためには、歪みを段階的に減少させながら補強を進めることが効果的です。この方法により、より確実な補強効果を得ることができます。
スーパーホゼン法工法では、既設床版と補強材をしっかりと一体化させるため、3段階に分けた補強工程を採用しています。これにより、施工の信頼性と補強効果の向上が期待できます。
補強強化

第1段階
損傷が生じた床版の引張力や剪断力が作用する面に、テーパ付きT型アンカーで補強網鉄筋に緊張力を与えて圧着固定します。
第2段階
接着力の高いポリマーセメントモルタルを塗り込むことで、圧着固定した鉄筋と既設床版を接着します。
第3段階
超低粘度エポキシ樹脂を補強部材の中にある微細空隙(鉄筋と既設床版の隙間や既存するひび割れ等)に注入します。
スーパーホゼン式工法の5大特徴
その1:確実な補強
段階を追って振動を減少させながら補強してくため、車両共有中でも高い補強効果が得られます。
その2:確実な施工
網鉄筋をテーパ付きT型アンカーで緊張圧着するため、既設床版に補強鉄筋を貼り付けた時点で双方の挙動が同じになり確実な増厚ができます。
その3:密な断層
ホゼン材中塗り後、樹脂注入機器を使用して超低粘度エポキシ樹脂を低圧注入することで空隙のない密な断面に仕上がり、既設床版との確実な一体化が可能になります。
その4:目視管理
透水性のあるポリマーセメントモルタルで補強するため滞水することなく、漏水やひび割れにより床版の損傷度を目視で管理できます。
その5:補強効果確認試験
現地における補強効果確認載荷試験を施工前、網鉄筋圧着後、加工完了後に実施し、補強効果の確認ができます。将来にわたり、追跡調査も実施できます。